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黒潮菊花賞を制するのは?西川騎手×赤岡騎手SP対談!(その3)

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◆手強いライバル!

――今年の黒潮菊花賞は、ヒロカミヒメとドンスキマーの2強と考えていたのですが…。

西川騎手:ぜんぜんそんなことない。

赤岡騎手:ドンスキマーも無事ではないしね。

西川騎手:倉兼(育康)が乗るケイズイーグルも強いし。本命じゃないぶん、プレッシャーもなく気楽に乗れるかもしれんね。

赤岡騎手:ユキノベアハートも怖い存在。中西(達也)さんがどう乗るのか。そして、どんなレースでもできるゲイン。

西川騎手:ゲインは元々、ホッカイドウ競馬の能検で破格のタイムを出した馬。でも脚元が弱くて高知に来て、ヒロカミヒメと一緒に能検を受けたがやけど、跛行した走りでぶっちぎられたきね。

◆高知競馬の魅力とは?

――IPATを通じて初めて高知の馬券を買う方に、高知競馬の魅力をアピールしてください。

西川騎手:高知はフルゲート12頭。頭数が少ないき、

赤岡騎手:当たりやすいと思います!

西川騎手:当たらんよりは、当たるほうが楽しい。地方競馬の馬券を試し買いするなら、高知がおすすめです。読みやすいから、当たりやすいと思う。

赤岡騎手:メンバーの力差が大きいレースも多いですしね。

――近走のタイムをチェックすれば、自動的に何頭か消せたり。

西川騎手:そうそう。そこを飛び越えてくるのは、石本(純也)ぐらいやろ。

赤岡騎手:石本は意外性の男ですね!

――逃げ・先行の赤岡。土佐の鉄腕・西川。追い込みの倉兼。スナイパー中西。などなど。ジョッキーの個性がわかると、より一層面白いです。

赤岡騎手:いま、ミノル(宮川実)が高知競馬の鍵やと思いますよ。考えて乗ってくるき。少し前までは、タイチ(永森大智)の勢いがすごかったですね。

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宮川実騎手

――馬と同じで、ジョッキーにも調子の波がある。

西川騎手:勝負事やき、どうしても波はあるよね。化け物みたいな心臓の人っておらんやん。追い詰められたときに、どれだけ短期間で立ち直るか。弱い部分をどれだけ少なくするかが大事。逆に波に乗っちゅうときは、なにやっても上手いこといくしね。

赤岡騎手:私生活の浮き沈みが、そのまま競馬に反映される人もおるからね。

西川騎手:俺なんか悩みばっかり(笑)。修次はヘコむときないの?

赤岡騎手:波はないほうですかね。私生活を変えんき。同じことの繰り返し(笑)。

西川騎手:修次は色んな人にきっちりメールを送ったり、本当にマメ。それに、いま高知競馬がなんとかなりゆうのは、修次や雑賀(正光)調教師が、全国に高知の馬や騎手をアピールしてくれたおかげ。昔のままやったら、もう潰れとる。

赤岡騎手:いや、みんなの頑張りがあってこそです。ここのみんなは辞めんきね。「自分があの馬の調教をつけないかん」っていう責任感がある。そしてみんな、向上心を持っています。

――みんな「上手くなりたい」っていう気持ちが強いし、誰もが必要とされている。人数が少ないから、誰かひとりでも抜けたら大変ですもんね。

西川騎手:じゃあ、おれが抜けようか?

――だ、駄目です!

赤岡騎手:抜けやせんき(笑)。

西川騎手:抜けちゃうかもしんないよ?

赤岡騎手:髪の毛だけでぇ、抜けるのは(笑)!

西川騎手:覚悟はしゆうき(笑)。自分は頭が小さいき、サイズの合う帽子を買うてきてや~!

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(10月吉日、『味にしかわ』にて)

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