第10回開催後半ヘッドライン

 高知競馬第10回開催の後半は10月13・14・15(土日月)の3日間で行われる。ちなみに3日間とも天候は概ね良好との予報であり、馬場状態も良馬場が予想される。
 頭数のほうも金曜日時点で107頭・109頭・103頭(それぞれ11R)とまずまずで、前半のような熱戦が期待される。引き続き降格馬の取捨に注意しながらの予想が必要だ。

 13日はサラブレッド系の2歳戦から。生え抜きデビューの2頭はいずれも牝馬だが、チーチージョー(別府真司厩舎)は能検で先行策を見せた馬。サニーブライアン産駒らしい立派なトモをしているし、叩いて良化して来ればという印象。カタマルクイン(打越初男厩舎)はお馴染みハイセイプレスの仔でカタマリマリーの妹に当たる。デュラブ産駒ということで突進力が増してくれば、期待されながらもうじとつという兄弟馬達よりも活躍できるか。
 移籍組では能検好時計のグランプリューム(松木啓助厩舎)が注目だ。調教師自身が北海道で見て惚れたという馬。これも牝馬だがいきなり高知移籍緒戦で初勝利なるか?

 2Rにはリンデンスワロー(雑賀秀介厩舎)が登場。ここまで2戦2勝でまずは好発進といっても良いだろう。この世代はまだメンバーが出揃っていないわけだが、次回デビュー組にトレーニングセール出身のマルチダイヤ(松木啓助厩舎)も控えていたりで今後の勢力図はまだまだ未確定のまま。ここは勝ち星そのものよりも勝ち方にセールスポイントが欲しいところではある。

 メインの香川県オリーブ特別はアラ系B級の1800m戦。
頭数8頭となったが、前走A級の特別戦だった馬が2頭いて人気になりそうだ。特にウェストウインはオープンクラスでも入着は確実に拾っていたタイプで、好位に付けられるレースセンスも持っている。中心視は仕方のないところだろう。後は1800mというこの距離がポイントになりそうだ。

 14日はアラブ系の2歳戦とサラ系のB級戦が2鞍ずつ。後はA級特別を含むアラブ系の一般戦が組まれている。

 次走が荒鷲賞となるプレシャスボーイが6RのC級2組に登場。
荒鷲賞を勝って、全日本アラブグランプリへという青写真がある馬だけに古豪を含むこのメンバーにあっても恥ずかしい競馬は出来ないだろう。

 9Rのコスモス特別はアラ系C級のマイル戦。ここでの注目は3歳馬のハナサキボタン。決め手タイプが多いメンバーだけに単騎先行ならマイル戦でも押し切ってしまえる可能性あり。

 メインの北川村中岡慎太郎特別は豪華メンバーのA級マイル戦。
スマノガッサン・アポロスイセイ・ベアーズキャロル・アポロファースト・ホエールシャドウ・チーチーキング・マイクリス・デルタフォース・オンリーカード・パワーレイク・ケイエスヤマトとメンバーが揃って、澱みのない流れが期待できそうだ。

 15日はアラ系9鞍にメインと最終がサラ系のB級戦。
中盤戦のアラ系D~C級戦もなかなかメンバーが厚く楽しめそうだ。

 メインのサラ系B級秋天特別はマルカイッキュウ・リバーセキトバの名前があって驚くが、他にもワカショウグン・ライデンカップにカコイサンデーというA級からの降格組が目立つ。ツキフクオーもそもそもは南関東の重賞ウイナーで、期せずして実現した黄金カードという様相を呈している。そして距離は1300m・・・。

 しつこくなるが、やはりポイントは降格馬の取捨である。
また夏の終わりに降雨が続いた事で、馬場状態久々に良で迎える馬も条件が合って好走を見せるケースが多い。その辺りは是非注意してこの後半3日間を楽しまれたい。

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