バル爺 現役最後の日

9月27日(日)[第8回 高知競馬 第2日]第12競走において、那俄性哲也厩舎所属の現役最高齢馬、マイネルバルビゾン号が最後のレースを終え、長きにわたる現役生活に幕を下ろした。

3歳時にJRAから佐賀へ移籍した同馬は、その後、大井、岩手、南関東の複数場を経て、2017年に高知の那俄性哲也厩舎へやって来た。持ち前の負けん気の強さを武器に、約10年にわたってコンスタントに出走を重ね、いつしか注目を集める存在となった。

「バル爺」の愛称も一部のファンの間で定着。いつしか全国のファンから那俄性厩舎へお守りが届くようになり、マイネルバルビゾンの馬房には、これまでに贈られたたくさんのお守りが大切に飾られている。そして迎えた9月27日の最終出走日。マイネルバルビゾンの最後の勇姿を見届けようと、県内外から多くのファンが高知競馬場に駆けつけた。

最終競走にもかかわらず、パドックには普段以上に多くの人が集まり、最後のレースに臨むマイネルバルビゾンを見守った。本馬場入場を迎えると、スタンド最前列はファンで埋め尽くされ、最後の走りを見届けようとする多くの人々の姿があった。

レースでは濱尚美騎手を背に、序盤は馬群からやや離れた最後方を進むマイネルバルビゾン。砂を被りながらも力強く歩を進め、向こう正面からじわじわと位置取りを上げていく。3コーナー過ぎで中団まで進出すると、大外から最後の直線へ。懸命に追う濱騎手に応え、最後まで脚を伸ばして前を行く2頭を交わし、6着で最後のゴール板を駆け抜けた。

無事に最後のレースを終えたマイネルバルビゾンは、最後の手綱を取った濱騎手とともにスタンド最前列のファンのもとへ。ファンからの暖かな声援と拍手を受けながら、マイネルバルビゾンは最後の馬場を後にした。

17歳まで走り続け、多くのファンに愛されたマイネルバルビゾン。その最後の姿が高知競馬場に集まった多くのファンの心に刻まれた。

馬情報
 マイネルバルビゾン号(牡17・黒鹿毛) 那俄性哲也厩舎
 父    アグネスデジタル
 母    マイネポリーヌ(母の父 スペシャルウィーク)
 馬主   シグラップ・マネジメント(株)
 生産者  ビッグレッドファーム

生涯成績 283戦23勝

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