「第10回黒船賞」出走予定馬
例年よりも早く春の訪れを感じても、“温暖化”という言葉を前にしては天の恵みと素直に喜べない。まさか本当にそんな時代が来るとは思わなかったが、“まさか”はいつも当たり前のような顔をしてやってくるものだ。 今年で10回目を迎える「農...
例年よりも早く春の訪れを感じても、“温暖化”という言葉を前にしては天の恵みと素直に喜べない。まさか本当にそんな時代が来るとは思わなかったが、“まさか”はいつも当たり前のような顔をしてやってくるものだ。 今年で10回目を迎える「農...
デルタブルースが元兵庫の岩田康誠騎手を背にメルボルンカップを制すという、日本競馬史上に残る出来事が印象的な2006年もいよいよあと3日を残すのみとなり、新しい年、2007年が間近に迫った。 高知競馬にとって年末年始とは毎年恒例の...
翌朝は早い。赤間亨さんの実家、つまり赤間松次調教師宅は当然ながら管理する馬達の調教をするため暗いうちから始動する。午前6時頃、昨夜の酒も抜け切らぬまま雑賀正光さんと一緒に新潟県競馬の調教馬場を訪れると、赤間亨さんはすでに馬上の人だった。...
現在を遡る事13年前から約5年間(1994年から2000年あたり)、当時は高知競馬の開催日程が飛び飛びであったこともあり、その合間を縫って「競馬を巡る旅」に熱中していた。理由は単純、とにかく競馬の事を一から勉強するためである。94年に姫...
8月13日の高知競馬“真夏の短距離決戦”建依別賞はケージーアフリートが圧巻の逃げ切り勝ち。そして15日に行われた佐賀のサマーチャンピオンG3で、先行して1着馬から0.5秒差という4着に粘った“大艦隊”ことビッグフリート。高知所属のアフリ...
高知競馬の真夏の短距離決戦と言えば「農林水産大臣賞典・建依別賞」。今年で29回目を数える伝統の1戦である。旧競馬場時代の1978年に始まって当初はサラブレッド系とアラブ系を隔年で行う珍しい重賞だったが、1986年以降はサラブレッド系の1...
7月9日京都競馬場のプロキオンS(G3)に、高知競馬のビッグフリート(8歳牡 田中守厩舎)が参戦する。高知所属馬のJRA出走は過去に2例あって、いずれも3歳馬が阪神競馬場の芝のクラシックTRに挑戦したケースである。 1997年3月...
5月28日にJRAのダービー、東京優駿・日本ダービーが行われた。これを皮切りに今週末から地方競馬がダービーウィークと称して各地のダービーを各場で発売する試みを行う。そして高知競馬のダービー、高知優駿・黒潮ダービーも6月4日にゲートインを...
現実社会でたやすく楽しむ事が出来ないカタルシス。例えば誰にも負けようがないと自他共に認める気取った“絶対的存在”が、思わぬ伏兵に足をすくわれるといった瞬間。それからもちろん自己を“絶対的存在”に重ね合わせる喜びもあるだろう。ファンとして...
表彰台の上にいる幸英明騎手は端正な顔立ちを少しも崩すことなく、「今日は僕は何もしていません、馬(ブルーコンコルド)が強かったです」と満足感と自信を秘めた表情で答えた。そして表彰式が終わると丁寧にファンとの握手をこなしていく。口取りの写真...
さあ、いよいよ「高知競馬春祭り」があさって月曜日に迫ってきた。各レースの騎手も発表され、新人王戦の騎乗馬等も出揃った事になる。気になる天候だが月曜日は晴れ予報。花見がてらの見物には絶好のコンディションで当日を迎えられそうだ。黒船賞情報、...
3月20日、高知競馬春祭りは黒船賞G3だけではない。第20回を迎える全日本新人王争覇戦競走もまた、その歴史の1ページを加えることになる。 地方競馬教養センターの卒業式で、晴れて騎手となる候補生達が「次は高知で逢おう」と声を掛け合...
第9回黒船賞情報、4回目は地元・高知の代表馬を紹介していく。 地元馬の活躍といえばやはり第1回の優勝馬リバーセキトバが代表となるが、それを含めた入着馬を表にすると以下のようになる。 第1回1着リバーセキトバ5着マルカイッキ...
第9回黒船賞情報、3回目は中央競馬からの出走馬を紹介する。 過去8回中7勝を挙げている中央馬が今年も中心の存在となるのは間違いないだろう。今回のメンバーはダートグレードの勝ち星、4頭合わせて18(うちG1は2勝)というダートスプ...
昨年の黒船賞は前年のJBCスプリントの勝ち馬マイネルセレクトが後続に2馬身差を付けて優勝したが、2~4着の3頭は大激戦で2着ノボトゥルーと3着ロッキーアピールがハナ差、4着ヨシノイチバンボシは更にクビ差という僅差の決着となった。 今年の...
高知競馬の、ひいては四国で行われる唯一のダートグレード競走、黒船賞。今年も「高知競馬春祭り」として全日本新人王争覇戦競走などと共に3月20日(月)ゲートインを迎える。これから当ゴールポスト通信ではこの春祭りについて黒船賞を中心に情報をお...
さあ、いよいよ年の瀬。高知競馬の年末年始を飾る長距離戦、高知県知事賞と南国王冠・高知市長賞の2大重賞競走の出走予定メンバーが出揃った。そのメンバーは下記の通り。なおこれは12月27日現在の出走予定馬であり今後の変更等は注意されたい。また...
高知競馬も秋競馬本番を迎え、これから2週続けて重賞競走が行われる。10月30日はサラブレッド系3歳の三冠最終戦・黒潮菊花賞。JBCを挟んで翌週の11月6日にはサラブレッド系古馬の中距離戦・珊瑚冠賞が登場だ。いずれもアラブ系馬の出走が可能...
たった1頭の馬が、ある競馬場の存廃を背負って走る、なんてことは一般的にはありえないかもしれない。1頭の競走馬にどれだけのことが出来るのか?オグリキャップが笠松在籍のまま中央競馬のビッグレースを席捲していれば可能?いや、それでも今度は地元...
本当に暑かったこの夏もようやく終盤。朝晩のかすかな秋の気配は、特に早朝から調教に励む競馬場のスタッフと馬達により深く感じられるだろう。 さて今回と次回のゴールポスト通信はやや肩の力を抜いて、血統の話を。 8月21日の高知競馬第...
「GP通信版ジョッキーズ・トーク」。ひとまず最初のシリーズを締めくくる3回目は昨年度リーディング3位に躍進した倉兼育康騎手の登場である。まずはいつものように簡単なプロフィールから紹介しよう。 倉兼育康騎手 1975年11月...
「GP通信版ジョッキーズ・トーク」。2回目のゲストは昨年度リーディング2位の中西達也騎手。今回もまずはプロフィールから。 中西達也騎手 1969年12月13日福岡県生まれ(35歳) 炭田健二厩舎 初騎乗日 1987年4月4...
今回から、騎手へのインタビューで構成する「GP通信版ジョッキーズ・トーク」シリーズをお送りする。初回のゲストは昨年度のリーディングジョッキーに輝いた西川敏弘騎手だ。まずは簡単なプロフィールから。 西川敏弘騎手 1970年1...
高知競馬の歴史と共に、高知県で競走馬生産が盛んであったのは確かな史実だ。近年までサラブレッドの生産も細々と残っていたのだが、県外への“輸出”まで行って隆盛だったのはアングロアラブ競走の華やかな時代。 その後、高知県産馬は減少を続...
~ That’s The Way Of The World ~ このタイトルはアメリカを代表するポップ・ソウルバンド、アース・ウインド&ファイアーが1975年に発表したアルバムの表題曲から借りたもの。 元々は映画のサントラとして...
前後数日間のうち、たった一日だけ雲ひとつ無い快晴に恵まれた3月21日、この日に高知競馬春祭りとして第8回黒船賞(G3)、第19回全日本新人王争覇戦競走などの注目レースが行われた。前日は稍重でかなり時計の速い状態だったが、当日は晴天のため...
第8回黒船賞の情報を続ける。まずは黒船賞と条件交流・はりまや盃の遠征馬に騎乗する騎手が発表されたのでそちらから。 第8回黒船賞 JRA シーキングザダイヤ 横山典弘 ディバインシルバー 安藤勝己 ノボトゥルー ミルコ...
続いては地方他地区からの遠征馬を紹介する。過去の黒船賞では地方他地区馬の成績は以下の通りだ(除外馬は除く)。 延出走頭数19 1着 02着 13着 34着 25着 3着外10 実は過去7回で6勝と圧倒的な実力を見せるJ...
第8回を迎える黒船賞、今年のキャッチコピーは「いでよ赤兎馬」だ。説明するまでもなく、この赤兎馬というのは第1回の優勝馬リバーセキトバを示しているのだが、地元馬の優勝で幕を開けた黒船賞の感動の原点に立ち返ろうという意図が秘められている。 ...