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厩舎取材アラカルト!

こんばんは。まだ花粉症発症を認めたくないオークスです。
今日は昼下がりの厩舎地区に潜入してまいりました。

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今日の高知はポカポカ日和。
黒船賞に出走するポートジェネラルも、気持ちよさそうに陽射しを浴びていました。
ポートジェネラル情報は、当ブログではレース直前にお伝えする予定です。


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お笑いコンビのプラスマイナスさん(プラスミックさんではありません)が、「クイズ!神助くん」の収録に訪れていました。
プラスマイナスさんは「高知競馬サイコー!」と叫んでいたので、絶対いい人だと思います。大ブレイク間違いなしです。
プラスマイナス岩橋さんのブログを発見!
桂浜にも行ってたんだ~。


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田中守厩舎を訪ねると、武者修行中の中地雄一騎手(川崎)が、厩舎作業に励んでいました。
中地騎手の高知での騎乗は、3月15日(日)まで。
って、この土日でお別れかよ~。


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「パンツかぶってるように見えます?」by中地騎手
そ、そんなキャラだったとは・・・。
高知に来てからシモトークの素質が開花したそうです。
ともあれ、あと2日間、がんばってくださいね。


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守厩舎の番犬・ハナちゃんにブサ可愛く警戒されつつ、カウントダウンさせていただきます。
黒船賞まであと8日!

旅立ちの春。エスケープハッチ、北海道へ

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通算成績、83戦54勝。
地方競馬歴代最多勝利記録を刻んだアラブの名馬・エスケープハッチが、明日の夕方、北海道に旅立ちます。

エスケープハッチの会の支援により、北海道で第2の馬生を送ることになったハッチ。
元旦には引退式が行われ、スタンドからあたたかい声援が送られました。
しかし・・・。
ハッチの余生を支える会員さんが思うように集まらず、一時は北海道に渡ることが危ぶまれてしまったのです。

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ハッチを管理する田中譲二調教師の息子さんが、こう言って苦笑していました。
「なかなか会員さんが集まらないみたいなんです。それで親父が、『じゃあ、俺が厩舎で飼う』って言い出して」
ハッチのことが大好きな譲二先生なら、本当に飼いかねません。
だけど少人数で厩舎を切り盛りしているのだから、引退した馬を馬房に置いておくことは、かなりの負担になるんじゃないかな・・・。
私はそんなことを思いながら動向を案じることしかできず、おのれの無力さを痛感するばかりでした。

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現在、高知競馬場の受付前に、会員募集のビラが置かれています。
そのビラには、こんな一節があります。
<今はまだハッチが十分な余生を送れるほど会員さんが集まっていません>
そんな厳しい状況でありながら、エスケープハッチの会の発起人・佐々木幸子さんや、新聞やフリーペーパーに掲載された記事を読んで会員になることを決意した方々の優しさによって、ハッチの旅立ちが決まりました。

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今日の午後、田中譲二厩舎を訪ねました。
隣の馬房にいるマリスブラッシュと競い合うように、譲二先生が育てた青草を食むハッチ。
しきりに甘えてくるハッチにキスをしながら、「明日でお別れやねー、寂しくなるねー」と語りかける譲二先生。
「ハッチは自分のことを、馬だと思ってないみたい。人間だと思っちゅうみたい」と、譲二先生は言います。
馬のことは怖がるのに、人間のことは大好き。
誰かが厩舎にやってくると、瞳をきらきらさせて馬房から顔を覗かせます。
今日も取材のテレビカメラを、興味津々の表情で見詰めていました。
テレビ局の方も、ハッチの警戒心のなさに驚きながら、「女の子みたいですね。めっちゃかわいい馬ですね!」と、メロメロになっていました。

「ハッチは本当に甘えん坊で人懐っこいから、北海道でも可愛がってもらえるんじゃないかな」
譲二先生はそう言って、嬉しそうに、愛しそうに、寂しそうに微笑みました。

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さよならハッチ。
北海道でも元気でね!

エスケープハッチの会
エスケープハッチの会公式ブログ